やってみよう、スイス個人旅行! <宿泊と食事>
バスタブとシャワー
空気が乾燥しているスイスでは、バスタブなし、つまりシャワーのみの部屋がけっこうあります。 これはスイスに限らず他のヨーロッパでも同様です。 「えー!シャワーだけ?」「そりゃ余程ひどいホテルだろう!」なんて声が聞こえそうですが、 高級クラスのホテルでもシャワーのみの部屋の場合もけっこうあります。「毎晩たっぷりのお湯に浸かって、一日の疲れをとる」といった習慣のないヨーロッパ人。 もともとバスタブを全室に備える必要性もなかったのです。
スイスでは「バス付きの部屋」と言えば、広い意味でシャワーのみの部屋も含まれ、 厳密に分けていない場合もあります。ということで、私が旅行会社で手配を行なう際には、ホテルに対して必ず くどいほど「バスタブ付きだよ、シャワーだけじゃないよ」と確認しなければなりませんでした。
さすがに普段日本からの予約を受けるホテルでは、「日本人は必ずバスタブ手配」 は常識のようになっています。私も今まで数限りないホテルの視察をしてきましたが、 たいがいのホテルはこのことをよく判っていました。
ついでに聞いた話では、
フランス人には「バルコニー付きの部屋」
イギリス人には「枕を二つ」
アメリカ人には「とにかく広い部屋」だそうです。
このように現地でも有名な「日本人=バスタブ手配」の図式ですが、 最近は若い方を中心に、 必ずしもバスタブに拘らない人も増えているようです。 部屋代が少し安くなるなら、 別にそちらでも大丈夫・・・というわけです。
ミューレンのとあるホテルでは、ユングフラウ三山が見える眺めの良い部屋はシャワーだけ、 反対側で眺めがたいしたことない部屋はバスタブ付きにして、バランスをとっていました。 あなたならどちらを選びますか?
宿泊と食事:目次 | |
---|---|
ホテルの等級 | ホテルの選び方 |
バスタブとシャワー | 部屋からの眺め |
ツインとダブルの違い | ホテルは夕食付き? |
朝食はこんな具合 | 予約の方法 |
チェックイン | ホテルの利用アドバイス |
山岳ホテル | 貸別荘(アパートメント) |
レストランの利用 | 水について |
メニューの読み方 |