やってみよう、スイス個人旅行! <乗り物案内>
ゴルナグラート鉄道とマッターホルン
山岳交通機関
スイスは山岳交通機関がとても良く発達しています。もうこれ以上考えられないくらい、 あちこちの展望台へ労せずして上がることができます。これだけハイキングが楽しめるのも、この山岳交通機関のおかげです。 山岳交通機関の代表的なものが登山電車。 2本のレールの真ん中に歯型のレールを噛みあわせて上っていきます。 ラックレール式と呼ばれています。勾配がさらにきつくなると、歯型のレールがケーブルになります。これがケーブルカー。 このケーブルが支柱の間に空中に取り付けられた乗り物が「空中ケーブル」となりますが、 具体的にはロープウェイとかゴンドラです。
ロープウェイは何十人もが立って乗り、一定の間隔を置いて運行します。数人乗りの小型のキャビンが、 リフトのようにどんどん来るのがゴンドラです。冬はさらにスキー用のチェアリフトやTバーリフトが加わります。 このように山の交通機関にはいろいろな種類があるわけですが、利用するにあたって注意すべき点をご紹介しておきましょう。
♦ゴンドラでは途中駅であわてて降りないで!
これ団体ツアーでガイドさんがよく声を張り上げています。ゴンドラで展望台に行くのに、 途中駅であわてて降りてしまう人が います。「ここは中間駅」など日本語で注意書きしている所もあります。 あらかじめ現地でもらえるパンフレットや地図などで、途中駅が何回あるか確認しましょう。♦登山電車の途中駅で降りる時
ユングフラウ地方の登山電車で、グリンデルワルトやヴェンゲン~クライネ・シャイデック間の途中の小さな駅は、 車掌に降りる旨申告しないと、そのまま通り過ぎてしまいます。 ただし、たまたま乗ってくる人があれば止まります。 せっかくハイキングを楽しむ予定が、 気がついたら通り過ぎってしまった!といったことにならないよう、 乗車時に車掌に降りる駅名を伝えておきましょう。 目印は時刻表で "X" 印のある駅です。♦最終の運行時間をチェック
特に夏場は遅い時間帯まで明るいため、つい最終時刻を忘れてしまいがちです。シーズンによって異なりますが、 最終はだいたい17時前後です。ゴンドラの駅で、表示されていることも多いので、午後遅い時間に行動する場合は、確認しておきましょう。 山岳ホテルに宿泊予定の場合は、最終時刻の確認は必須です。♦麓駅のモニターで展望台の様子を確認
天候が不安定な日で、展望台にせっかく上がっても景色が見えるかどうか心配な場合は、 登山電車の麓駅のモニターで展望台の様子を 確認することができます(写真左)。 雲が低い場合、下は視界がなくても展望台に上がると快晴・・・といったこともあるので、確認しましょう。乗り物案内:目次 | |
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