やってみよう、スイス個人旅行! <計画と準備>
スイス、月別の特徴:春~夏
スイス旅行の時期を選ぶにあたり、まずスイスの月別の特徴と、その時期おすすめの場所をご案内します。<5月>
長い冬が終わり、5月になるとスイスでは一気に春が訪れます。特に5月後半は、私が一番好きな時期です。 天候はやや不安定かもしれませんが、晴れてくれさえすれば、一年の中で最も美しい時期かもしれません。 緑の牧草に一面のタンポポのお花畑が、生命の躍動を感じさせます。 航空運賃やホテル代などが比較的安いのもメリットです。 ただしサン・モリッツなど標高の高いリゾートは、 まだシーズンオフ。多くのハイキングコースは残雪でまだ歩けないことが多いので、 標高の低い地域での散策がお薦めです。
5月にお薦めの場所:
・インターラーケンなど、比較的標高の低いリゾート
・レマン湖地方(モントルー周辺は温暖な気候でスイスのリヴィエラと呼ばれる)。
・ルガーノやロカルノなど南スイス
<6月>
6月からいよいよ本格的な夏のシーズンが始まります。ユングフラウ地方やツェルマットでは、 ケーブルカーやロープウェイが 全面的に稼動を開始します(6月第1週の土曜から稼動開始が多い。 サン・モリッツ周辺は6月後半から全面的にオープン)。
ということで、いろいろな展望台に上がるためには6月に入ってからがお薦めです。 6月前半は、標高の高い部分はまだ残雪でハイキングが出来ない場合もあります。 例年6月後半~末頃からほぼ全面的にオープンします(その年の残雪状況によって多少前後します)。 なお、日本のような梅雨はスイスにはありません。
<7月>
夏のシーズンの最盛期です。ヨーロッパのバカンスシーズンも始まるので、 有名観光地ではどうしても混雑は避けられません。 高山植物を見るにはこの時期がベストでしょう。
<8月>
7月後半から8月にかけては、残雪も完全に消えることが多いので、縦走や氷河トレッキングなど、 本格的にハイキングを楽しみたい方にはお薦めの時期です。 8月も後半になると、山では既に秋の気配が漂いはじめます 。 8月前半からお盆の時期にかけては航空運賃がピークになるので、8月後半の出発もお薦めです。